うさぎケージのレイアウトを見てみると、【ロフト】を設置しているのをよく見かけます。
どうして、そのロフトを設置しようと思ったのですか?
我が家の場合は、うさぎを飼う際に【飼育セット】というケージやトイレなどがセットになっているものを購入し
それにトンネルとロフトがついていたので、それをハウス替わりにしようと思い設置しました。
しかし、その設置は間違いでした!
実は、ロフトの設置は危険なんです!では、どのような危険があるのかご紹介します。
ロフトの危険性
うさぎは、骨が弱く骨折しやすい動物です。
ロフトを設置することによって、骨折のリスクが高まります。
他にも、下記のような危険性があります。
実際にロフトから落ちる所を見た飼い主さんがいたり、朝起きたらうさぎが下半身を引きずっていたなんて話も聞きます。
私は仕事をしていて日中は家を留守にします。
その間うさぎが退屈しないようにロフトがあるといいかな、というとても安易な考えでした。
でも、うさぎは飼い主に生活スタイルを合わせてくれますし、きちんと遊ぶ時間をとってあげれば問題ないんです。
それに、もし不安ならロフト以外の安全なおもちゃ(わらマットなど)を用意してあげればいいだけです。
怪我をする危険性があると分かっているのに、設置する必要ありません。
ロフトは不要!!
我が家にロフトがある理由
これだけの危険性があるロフトです。すぐにでも撤去しなければ!と思いますよね?
けど、我が家ではまだ撤去していません。
その理由は、「うさぎ自身がロフトを気に入っているから」です。
我が家のうさぎは、1日の半分以上の時間をロフトの上で過ごしています。
上ったり下りたりして楽しく遊ぶとか何かをしているわけではなく、寝ていたりじっと座っています。
うちに迎えてからずっと設置しているので、ケージの中でも特に落ち着ける場所になっているんだと思います。
私のようにロフトを設置していた飼い主さんが、危険性を知ってすぐに撤去したらうさぎの食欲が落ちたという話を目にしました。
うさぎが気に入っていて、長年ロフトを愛用していたそうです。
ロフトを撤去したら、ロフトをのぼるようなしぐさをしたり、うたっちしてロフトを探すような感じにも見えたそうです。
長年愛用していたものが、急に無くなったらビックリしちゃいますよね。うさぎにもストレスになるんじゃないかな。
私はそう考え、今のところロフトはまだ撤去していません。
そのかわり、怪我を防止する対策をしています。
下記で、怪我を防止する対策にはどのようなものがあるか紹介します。
ケガ防止のための対策
設置する位置を低くする
設置している場所が高いほど、落ちた時の衝撃が大きいです。
ロフトの設置場所は、なるべく低くしましょう。
現在高い場所に設置している場合は、徐々に徐々に設置場所を低くしていきましょう。
設置できる中で一番低い場所まで下げると良いですね。
スロープを設置する
ロフトに上り下りしやすいように、スロープを設置するのも良いでしょう。
スロープをつけることで関節への負担が減るのと、下りる際に飛ぶことがないので骨折するリスクが減ります。
しかし、スロープを設置するスペースが必要なことが難点です。
下に衝撃を吸収する物を置く
ロフトから下りる時に、下りる場所が硬いと衝撃が大きいです。
下にマットやクッションなど柔らかい素材のものを敷いて、衝撃を吸収できるようにしましょう。
急に驚かさない
うさぎが大きな物音などに敏感で、驚くと走り回ったり自分が安心する場所に駆け込んだりします。
急に大きな音をさせて驚かせてしまうと、急いでロフトに上ろうとしてしまいます。
その時に上り損ねて落ちてしまったり、爪をひっかけてしまったりと大変危険です。
急に大きな音をさせたり驚かせたりしないようにしましょう。
もし大きな音をさせてしまいそうな時は、事前に声をかけてあげましょう。
「今から掃除機をかけるから、大きな音がするよ」
「洗濯機をまわすからね」
というように教えてあげるようにしましょう。
最終的にはロフトを撤去する方向に
我が家ではまだロフトを設置していますが、
設置場所は取り付けられる場所の一番低い所・下にはマットとクッションを敷いて対策をしています。
木製板のロフトとメッシュトンネルの2つを設置していますが、
これを1つずつ外していき、最終的にはロフトを撤去できるようにしたいと思っています。