初めてのうさぎ飼育。うさぎとの生活にわくわくドキドキでいっぱいですよね。
「色はこういう子がいいな」
「活発な性格の子がいい」
と、うさぎの見た目や性格にももちろん希望がありますよね。
しかし、見た目や性格ばかりに気を取られて肝心なことを忘れてはいけません。
それは「健康な子うさぎかどうか」です。
個人的に、今からうさぎを飼おうとしている初心者のうさ飼いさんには非常に重要なことだと思っていますので、初心者さんはぜひ読んでいってください。
うさ飼い初心者は健康な子うさぎを迎えて
うさぎはペットとして飼いやすい小動物と紹介されることがありますが、実は、大変なこともたくさんあります。その1つに健康管理があります。
うさぎは体温調整が苦手で、寒さや暑さですぐに体調を崩します。
また、歯のかみ合わせや伸びすぎによって、定期的に歯を切りに行くことになったりします。
うさぎは病気やケガを隠す習性があるので、飼い主さんは常にうさぎの健康に気を配る必要があります。
これを聞いてうさぎを初めて飼う方は、不安な気持ちになったことでしょう。私も初めは不安でいっぱいでした。
私が健康な子を選んでほしい理由
私も飼い始めた頃は、普段と違うことが1つでもあると、不安で不安でしょうがありませんでした。
お迎えした時期が冬の始め(11月上旬)だったこともあり、寒さ対策には必死でした。温・湿度計を購入して、うさぎのケージそばにおいて1日に何度も確認してました。
今でも毎年季節が変わると、暑くないかな?寒くないかな?と部屋の温度・湿度を何度も確認して、調整しています。
うさぎは体温調整が苦手なため、部屋の温度調整をこまめにしていても正直不安はぬぐい切れません。
他にも不安な気持ちからこんなこともしました。
うさぎのケージにロフトを設置すると、「ロフトから落ちて骨折する危険性があるのでやめるべき」というブログを発見し、ケージ内レイアウトの見直しを頻繁に行いました。うさぎのためを思ってケージ内の装飾品をつけたり、外したりをひたすら行っていました。
思い立ったら即行動!人間なので、夜布団に入って「私が寝ている間になにかあったら」と思うと寝れなくて、夜中にレイアウトの変更を開始して、朝方終了することもありました(笑)
しかし、このレイアウトを頻繁に変更する行為、うさぎにとっては大迷惑!!
うさぎは環境の変化を嫌います。エサ入れを新しい形状のものにしただけでエサを食べなくなったり、ハウスの場所を移動させただけで怒ってしまう子もいます。
我が子はとても寛大な子だったので、何事もありませんでしたが、他のうさちゃんにとっては、このレイアウト変更行為はストレスで、体の弱い子には悪影響だったでしょう(^_^;)
手探り状態だった初めてのうさぎ飼育。色々と不安ではありましたが、うちの子はとても健康な子だったので、ある程度の不安はぬぐえました。
しかし、中にはペットショップの飼育環境が悪く、お迎えした時点で病気を発症している子もいます。病気持ちの子だったら、私は完全にキャパオーバーでパニックでしたね(^_^;)
だから私は、初めてうさぎの飼育をする方には、健康な子うさぎをお迎えしてほしいんです!はじめから少しでも不安な要素をなくしてほしいと思うんです。
うさぎを長年飼っていて経験豊富な方ならば、体が弱いうさちゃんをお迎えしても、その経験則から様々な対処が出来るでしょう。
しかし、初心者の方が体の弱いうさちゃんを飼うのは相当な覚悟が必要となります。
ただでさえ分からないことばかりのうさぎの飼育に加え、病気やケガのリスクが高いうさちゃんはハードルが高いでしょう。
そのため初めてうさぎを飼う方は、お迎えする前にその子うさぎが健康であるかどうか見極めましょう。
健康な子うさぎの見極め方
まずはお店選び
うさぎを飼いたいと思っている方の多くが、ペットショップからうさぎを迎え入れることを考えているでしょう。
子うさぎの健康には、飼育環境が大きく影響してくるので、まずは飼育環境がきちんとしているお店を選びましょう。
- 狭いケージに何匹もうさぎが入れられていないか
- ケージ内は清潔に保たれているか
- エサ・水は適量用意されているか
ペットショップに行くと、どうしても可愛いうさぎにばかり目がいってしまいがちですが、そのうさぎがいるケージの中の環境もよく観察しましょう。
ケージ内が不衛生だと様々な病気のリスクが高くなります。ケージ床が汚れたままになっていないか、エサに水がかかったまま放置されていないか等を確認しましょう。
うさぎのエサは基本的にペレットと牧草です。牧草は食べ放題で与えます。
ペレットは年齢によって与える量が異なります。成長期のペレットは、食べ放題で与えてよいと言われていますが、それ以降は1日の量を制限します。
ペレットの種類によっても与える量が異なるため、ペレットが見当たらないからダメな店、と安易に判断することはできませんが、牧草を与えていないのは問題です。常に牧草が食べられる状態でなければなりません。
犬・猫販売を中心とした大型ペットショップでは、うさぎ飼育の知識を十分に持った店員さんが少ないのか、あまりよくない環境であることが多いです。現在では、うさぎを専門に扱うペットショップも多いので、初心者の方はうさぎ専門店を利用するといいでしょう。専門店だと、うさぎに詳しい店員さんばかりなので、いろいろとアドバイスがもらえますよ。
良いお店が見つかったら、次は販売されているうさぎを個々にみてみましょう。
うさぎの年齢
人間でも動物でも小さい赤ちゃんはとても可愛いです。しかし、若すぎるうさぎをお迎えするのはやめましょう。
生まれたての赤ちゃんうさぎは、母親うさぎの母乳で育ちます。離乳する前のうさぎは免疫が弱く病気になりやすいです。
うさぎが離乳するのは生後6週目以降です。最低でもそれ以降にお迎えするようにしましょう。
出来れば離乳したすぐあとではなく、ペレットの食事にも慣れ、体調が安定する生後3か月以降にお迎えするのが安心です。
体をチェックしよう
うさぎは夕方以降からが活動時間なので、夕方以降にお店に行くといいでしょう。
よく食べている子やじっとしている子、活発に動いている子など、うさぎ個々の性格もみえてきます。
気になる子を見つけたら、店員さんに頼んで、うさぎの健康チェックをさせてもらいましょう。
目 | 涙や目ヤニで汚れていないか |
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耳 | 内側が汚れていないか、ニオイがしないか |
鼻 | 鼻水が出ていないか |
口 | よだれが出ていないか、歯が曲がってないか、下の歯が上の歯に隠れていないか |
皮膚・毛並み | 汚れていないか、脱毛していないか、ただれていないか |
足 | 足裏がただれていないか、脱毛していないか、触って痛がらないか |
お尻 | 便で汚れていないか |
便 | 下痢をしていないか |
行動 | 食欲があり、物音に反応するか |
店員さんに話を聞いて
上記のような項目をチェックしてみてください。なかには、見た目だけでは分からない項目もありますので、積極的に店員さんに質問してください。
私はうさぎ専門のペットショップからうさぎを迎えました。私が初心者だというと、店員さんは色々説明してくれました。
生まれつき歯並びが悪いと、定期的に歯を切りにいかなくてはいけないと知っていたので、歯並びが心配でしたが、うさぎの扱いに慣れていない私は、抱かせてもらった子の歯を見ることができませんでした。
店員さんに歯並びの不安を伝えると、親切に歯を見せてくれ、この子は大丈夫と解説してくれたため、とても安心できました。
エサの食べ具合や行動・性格は、見た目だけでは分からないので、実際にお世話をしている店員さんに聞いておくと安心できます。
ペレットを1度にすべて食べてしまう子や、与えられてすぐに少し食べ、残りを数回に分けて食べる子など、食べ方にも違いがあります。その子の食べ具合を聞き、数回に分けて食べる子だとあらかじめ分かっていれば、「残しているけどなんで?!元気ない?!」と余計な不安をしなくても済むようになりますよ。(うちの子は数回に分けて食べる子でした)
だって、そこでうさぎ飼育してるのは店員さんだもんね。
病気をしても見捨てないで
ペットショップから健康な子うさぎをお迎えして飼い始めても、病気にかかってしまう場合はあります。うさぎが病気やケガをしたとしても、決して見捨てないでください。
うさぎに詳しい動物病院で診察を受け、うさぎに寄り添って、看病をしてあげてください。飼い主であるという責任と覚悟を持ってください。
うさぎのことを毎日気にかけ、健康管理をしていれば、病気の予防・早期発見に繋がります。毎日の健康チェックも怠らないようにしましょう。
下記の記事は、病院選びについて書いています。参考にしてください。
まとめ
初めてのうさぎの飼育は、分からないことだらけで、不安がいっぱいです。
なにも知らないまま生後間もないうさぎを引き取って、数日で命を落としてしまい、後悔する飼い主さんも実際にいらっしゃいます。
初めてうさぎを飼う方に、そんな悲しい思いはしてほしくありません。だから、この記事を書きました。
初めてうさぎを飼育する方には、ぜひ健康なうさぎさんを見極めて飼っていただきたいと思います。