うさぎがうるさくて毎日寝不足だよ!アパートだし騒音問題に発展しないか心配。
こんなふうに、うさぎの夜中~朝方の騒音に悩まされている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
うさぎは「薄明薄暮性」といって、薄暗い時間帯・夕方~朝にかけて活発に活動します。
目次
うるさいうさぎを静かにさせる方法とは?
うさぎは薄明薄暮性なので、人間が寝ている時間帯に活発に活動します。
うさぎの生態(薄明薄暮性)については、下の記事でまとめていますのでご覧ください。
しかし、うさぎは順応性が高い動物で、ある程度飼い主さんの生活リズムに合わせることができます。
うさぎと共に生活するうちに、うさぎが飼い主さんの生活リズムに合わせ、夜は静かに過ごしてくれるようになります。
うさぎが飼い主さんの生活リズムに慣れるようにするには、いくつかのポイントがあります。
- うるさくしても無視する
- 1日のタイムスケジュールを決める
- 遊ぶ時間を確保する
- 夜ご飯は多めにあげる
- 安心できる場所を作る
では、ポイントを一つずつ具体的にみていきましょう。
①うさぎがうるさくしても無視する
基本的にコレです。うるさくしても無視し続けます!
うさぎをケージにしまうと、ケージを噛んだり穴掘りしたりしてうるさい時がありますよね。
そういう時ってどうしてますか?
- うるさい!
- こら!
- どうしたの?
というように声をかけてしまっていませんか?
このようにうさぎに声をかけたり、うさぎに近寄ったり、うさぎをケージから出したりするのは逆効果です。
うさぎがうるさくするのは、かまってほしい・外に出たいなど「なにか要求」があるためです。
うるさくした時に声をかけてしまうと、「うるさくしたら飼い主さんがかまってくれた」と覚えて、それ以降声をかけるまでうるさくするようになってしまいます。
声をかけたくなる気持ちは分かります。私も最初は声をかけてしまっていました。
私が声をかけたことによって、うさぎはうるさくしたらかまってもらえると覚えてしまい、夜中ずっとケージの中で騒いで大変でした(^_^;)
それからはうさぎが騒いでも一切無視するようにしました。
しばらくはうるさいままでしたが、完全に無視するようになってから、騒いでも無駄だと分かったようで、夜は静かにしてくれるようになりました。
②1日のタイムスケジュールを決める
ご飯の時間・遊ぶ時間・寝る時間などある程度1日のタイムスケジュールを決めてあげましょう。
日ごとにご飯をあげる時間が変わったりすると、うさぎも混乱してしまいます。毎日同じような生活リズムを繰り返してあげましょう。
これは我が家の1日のタイムスケジュールです。仕事や予定などによって、多少時間が変わったりしますが、基本はこの流れです。
8時 | 朝ご飯。 朝ご飯と同時にケージを開けて、遊ぶ時間。 この間にトイレやケージの掃除、牧草の補充。 |
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9時 | ケージの中に入れる。 飼い主の仕事がない時・家にいる時は、ケージから出したまま。 我が家はケージとサークルが繋がっています。 |
9時~20時 | 基本的にケージで寝ている。 時々、トイレしたり牧草食べたりホリホリしたり。 ケージを開けたままの時でも、基本的に寝ていますが、飼い主とも遊んでくれます。 |
20時 | 夜ご飯。 飼い主の仕事が遅く終わることもあるので、遅めに設定。 |
21時 | 遊ぶ時間。 夜の遊ぶ時間は長めに設定。 |
23時半~24時 | 寝る時間。ケージの中に入れる。 飼い主は寝ますが、うさぎは夜でも時々起きてご飯を食べたりしているようです。 |
ご飯をあげる時や遊ぶ時間・寝る時などは必ずうさぎに一声かけてあげましょう。
- 「今からご飯だよ」
- 「遊ぶ時間だよ」
- 「寝る時間だよ」
というように声をかけてあげると、うさぎさんにもきっと伝わるはずです(^^)
③遊ぶ時間を確保する
うさぎをケージ飼いされているのであれば、1日のうちに必ずケージから出して遊ぶ時間を作ってあげてください。
1日中ケージの中にいると、ストレスが溜まってしまいます。特に若いうさぎは元気が有り余っているので、遊ぶ時間が必要です。
上に書いたタイムスケジュールにあるように、我が家では1日2回(朝・夜)遊ぶ時間を設けています。
ケージから出すと、毛布をホリホリしたりボールで遊んだり、走り回ったり、とっても楽しそうです(^^)
最低でも1日1回はケージから出して、遊ばせてあげましょう。
④うさぎの夜ご飯は多めにあげる
うさぎは夜中~朝方までが活動時間です。飼い主さんの生活リズムに慣れるまでは、夕方くらいから活発に動き出します。
やはり活発に動いている時は、お腹がすきます。
1日分のペレットは規定量でも、夜ご飯の割合を少し多めにしてあげましょう。牧草も夜寝る前に多めに補充してあげましょう。
⑤ケージ内に安心できる場所を作る
ケージの中で安心して過ごせるように、ケージ内をうさぎが落ち着く場所にしてあげましょう。
うさぎは狭いところを好むので、ケージ内にハウスを置いてあげてもいいでしょう。
また、夜ケージ内に明かりが差し込むと落ち着かないうさぎもいるようなので、寝る時にケージにカバーをしたりタオル・布団をかけて暗くしてあげるのも良いでしょう。
騒音の原因と対策方法とは?
うさぎは飼い主さんの生活リズムに合わせられると言っても、飼い主さんの生活リズムになるまで、ずっとうるさいのは困りますよね。
慣れるまでうるさかったら、寝不足で倒れちゃいます(^_^;)
我が家も飼い主と同じ生活リズムになるまで、8か月程度かかりました。(うさぎがうるさくて声をかけていた期間があったので、実際にはもっと短く済むかも・・)
夜中うるさくしたり朝方うるさくしたりと、うるさくする時間帯は様々でしたが、騒音で寝不足にもなりました。
うさぎが生活リズムに慣れるまでの約8か月の間、様々な騒音対策をしたので、騒音の原因別に対策方法をまとめました。
ケージを噛む
このケージを噛むという行為は、
- かまってほしい
- 外に出たい
- 噛んでいるうちに楽しくなった
という気持ちで行っている可能性があります。
基本的には無視すればいいのですが、「噛んでいるうちに楽しくなった」場合は、無視してもやめないことがあります。
ケージを噛み続けると、不正咬合といって歯の噛み合わせが悪くなったりするので危険です。
よくケージを噛む場合はかじり木をつけましょうと紹介されていることがありますが、かじり木でも齧りすぎると不正咬合になる可能性があります。
なので私は下記の2つの対策方法をオススメします。
- 牧草マットをケージに固定してつける
- ケージ内側にプラスチックの板を固定する
牧草マットは上の写真のようにネジで固定できるものがオススメ!
プラスチック板は、ホームセンターなどで透明なものを買ってきてケージの内側に固定します。
私は、しっかりした太いセロファンテープを使って固定しましたw
足ダン(スタンピング)・穴掘りをする
後ろ足を強く床に叩きつけて音を出す足ダンは、怒りや危険を表しています。なにか気に入らないことがある場合にするようです。
うさぎがなにが気に入らないのか原因を考えて、それを取り除いてあげましょう。
穴掘りは、ペットうさぎ祖先である穴うさぎの本能からきています。やめさせるのは難しいかもしれません。
足ダンは、小さいうさぎが出したとは思えないほど大きい音ですよね。結構響きます。対策として、下記の方法を試してみましょう。
- ケージ内に布・マット・木製すのこをひく
- ケージの下に防音マットをひく
ケージの中に布やマットを入れる場合、それらを食べてしまううさぎもいるので、必ず様子を見て入れるようにしてください。
エサ入れ・トイレを動かす
エサ入れやトイレの置き場所・形状が気に入らなかったり、手持無沙汰の場合に動かすことがあるようです。
うさぎって意外と力持ち(^_^;)
- エサ入れ・トイレの置き場所や形状を見直す
- 陶器(重い)の容器にしたり、固定出来るものにする
- チモシーのおもちゃなどを入れておく
ちなみに、うさぎのトイレ選びについては下の記事で詳しくまとめていますので、よかったらご覧ください。
走る・飛び回る
走ったり、飛び回るのは楽しいからでしょう。夜はうさぎの活動時間なので、活発になっていると思われます。
ケージの中で騒がれると意外と音が響くんですよね( ̄▽ ̄;)
- 他に興味がいくようにおもちゃを入れる
- ケージ内に布・マット・木製すのこをしく
- ケージの下に防音マットをひく
- ケージにカバーをつける
おもちゃは、遊びながら食べられるようなチモシーで出来たマットやボールがオススメです。
また、先ほども述べましたが、ケージの中に布やマットを入れる場合、それらを食べてしまううさぎもいるので、必ず様子を見て入れるようにしてください。
また、うるさいと感じるのがケージの金具の音。うさぎが歩いたり飛んだりすると意外と響きますね。
そんな金属音を遮断できるようにケージケバーをつけたり、ケージ下に防音マットをひくと良いでしょう。
ケージカバーはお使いのケージ専用の物を購入するようにして下さいね!
まとめ:うさぎを静かにさせる方法と騒音対策
今回は、うさぎが夜・朝方にうるさい時の対策方法をまとめてみました。
私自身も長い間うさぎの騒音に悩まされ、睡眠不足になりました。
約8か月で、私の生活リズムに合わせてくれるようになり、睡眠不足からも解放されました。
その間に様々な対策を取りましたが、うさぎの気持ちを考えて行動してあげることが1番の対策方法だと思いました。
うさぎがうるさいとイライラしてしまいますが、うさぎにとっての活動時間は本来は薄暗い時間帯です。
うさぎが私たち人間に合わせてくれているんだと思うと、怒りも少しおさえられます。
決してうさぎに怒りをぶつけたりしないでくださいね。