見た目はオス・メス同じように見えるうさぎですが、人でも男女において様々な面で性差が出るように、うさぎでも性別による違いがあります。
思春期に入ると、オスかメスかによって、行動が異なります。
今回は、うさぎの性別による違いとどちらが初心者にはオススメか紹介します。
性格・行動の違い
性別による性格の違いは?
一般的には、オスは人懐こい・メスはクールなど言われますが、性別による性格の違いというよりは、個体ごとに性格が違います。
これは、人においても言えることですね。
うさぎは大人しくて飼いやすいとよく言われますが、実際にはとってもやんちゃで元気いっぱいな子もいます。
性格は個体差ですが、性別によって、行動は異なります。
では、どのような違いがあるのでしょうか。
オスうさぎの行動
・縄張り意識が高い
・スプレー行為をする
・においつけをする
うさぎのオスは縄張り意識が高いです。自分の縄張りをどんどん広げようとします。
そのため、自分の匂いをつけるために「スプレー行為」「においつけ」をします。
スプレー行為は、飛びながら尿をしてより遠くに匂いをつけようとします。
においつけというのは、自分のあごの下を匂いをつけたいものにこすりつけます。
この行為は、思春期が始まる3~4か月ごろから始まるといわれています。これも個体差があり、思春期に入ってもしない子もいます。
うちのうさぎはオスですが、スプレー行為はしません。
初めからサークルで範囲を限定していたので、うさぎ自身もここが自分のテリトリーという意識があるようです。
メスうさぎの行為
・偽妊娠行為がある
・妊娠すると気性が荒くなる
メスうさぎも思春期になると、特有の行動をします。
メスで特徴的なのが、偽妊娠です。
自分の毛をむしって、子育てをするための巣を作ったり、子育ての場を守ろうとするため、気性が荒くなり、ケージに手を入れると噛みついてくることも。
偽妊娠行為はうさぎにとって、ストレスになります。
性別特有の病気
高齢になると、生殖器の病気になるリスクが高まります。
オスは精巣の病気になりやすいです。メスは子宮疾患になる確率が非常に高いです。
メスを飼う飼い主さんの多くは、若いうちに避妊手術を行っています。
初心者に飼いやすいのは?
では、初心者の方はオスメスどちらが飼いやすいのでしょうか。
正直なところ、これは一概には言えません。うさぎの性格は本当に個体差が大きいんです!
人懐っこいと言われてるオスでも全然近寄ってこなかったり、逆にメスなのに飼い主にべったりだったり。人のようにうさぎも十人十色。
性別による思春期行動には違いがありますが、それも個体差があり、頻繁にする子としない子がいます。
思春期行動の違いを理解したうえで、直接うさぎに会いに行き、触ったり抱いたりして、自分に合う子か、お迎えしたいと思える子か判断するのがよいでしょう。
まとめ
性別も飼ううさぎを決めるための大事な判断材料の1つですが、結局のところは、その子自身を愛せるか、につきます。
私も飼う前は、オスだと縄張り主張がひどいのではないか、と不安でした。
実際、思春期真っ只中の時は、いたるところに粗相をされて「オスだから・・」とひどく落ち込みました。
しかし、やっぱり我が子は可愛いし、愛しているので、性別なんて!こんなことなんて関係ない!なんて思い直したら、粗相もおさまりました。
やっぱりうさぎ自身を見てあげることが大切なんだと感じました。